クリエイティブディレクターが「土地の素材と手仕事を使う」と宣言してから、「手仕事」としてタグ付けされている、多くの手工芸品、匠の技、町工場の熟練した職人技をubusunaの手仕事としてとらえていく試みが続きました。しかしやがて服を効率的に製造するファクトリーラインと手仕事は、とても相性が悪いという現実にぶつかり、「手仕事」とその職人技術の現在位置を再確認する必要がでてきました。
デザイン思考を続ける中で、ubusunaが求める手仕事の本質は「服づくりとの一度きりのマッチング」なのがわかってきました。小規模のファクトリーラインの服づくりに、一期一会の美しく貴重な生命の痕跡をマッチングさせながらも、工程を次に進めていくことができる現代性。その位置を保ちデザインを創造していくためには、私たちと手仕事職人との互いの創造熱量も必要です。最終的に土地栽培の和綿から紡ぐ肥後木綿、草木染の糸、土地の藍染、100年前の煤竹の釦、土地の縫製などの「teshigoto」が裏地のパイピングをはじめとしたubusunaのイニシャルとなる箇所に結実しました。「一度切りの美しく貴重な生命の痕跡」のイメージは、服固有の名前としてubusuna2024prototypeのみのプレミアムとなっています。
※民芸品など土地の手仕事の多くは日本の国が保護・支援する伝統工芸には含まれていない。職人とその手仕事の未来についても多くの人に考えほしい
BOTAN HALL
ボタンホールなど様々な箇所に
熊本で発見した伝統的な縞模様が
クリエイティブに活かされている
Traditional striped patterns are
creatively incorporated
in various parts.
裏地の絣のパイピング
外套、ローブ、羽織の裏地には
絣のパイピングが施されている
裏側まで服として愛するためのデザイン
日本トップレベルの技術が活かされている
Using "kasuri" piping
on the lining
煤竹のボタンは、200年前の煤竹を
一つ一つ手作業 でボタンに仕立て上げた
服だけでなく、建築や撮影のために
土地の多くの職人が協力してくれている
Our bamboo buttons are
handmade frombamboo material
that is 200 years old.
フィールドワークを行う中で
消滅した熊本土着の木綿に出会い
手織り「肥後木綿」として再生し
服のデザインに組み込んでいる
Reviving indigenous weaving
"Higo cotton" from fieldwork
through hand weaving.
Reviving indigenous weaving
"Higo cotton" from fieldwork
through hand weaving.
木綿栽培|機織|草木染|紙漉
Haguregumo koubo
有機藍染|肥後藍玉
organic 藍Indigo farm nagomiya
煤竹釦
Taishi KIbe
Kyoritsu iryo and other
ご協力ありがとうございました 浮浪雲工房 木部大資 nagomiya 株式会社オカモト商店 株式会社ケイ・エム・クロージング 有限会社 共立衣料 株式会社リゲル
BRAND CAST executive brand producer 古荘貴敏 produce 松岡友輝 production manager 河北守 designer 縄田 和信 creative director /photograper 重藤賢一 (mars) 重藤桂子 (mars) concepter & editor,web planning 森田幹彦 (mars) writer & editor 長谷川和芳 (mars) logo design-editorial design 新田みのる / 西政文 (mars)web design 西政文 (mars) cg 土井貴一朗 print 池田紙器工業 / シモダ印刷 sns 中島博美 overseas cordinator 片桐正史 shop manager 田中比呂子 brand advisor 古荘友美 UBUSUNA SPECIAL THANKS TO 浮浪雲工房 花の香酒造株式会社 肥後の里山ギャラリー 熊本県立図書館 江口誠 木崎康弘 藤村都寿 木部大資 organic藍farm nagomiya 木の葉猿窯元 住岡郷土玩具製作所 株式会社オカモト商店 株式会社ケイ・エム・クロージング 有限会社 共立衣料 株式会社リゲル 株式会社 平和マネキン熊本 小田英夫 柳原デザイン 島村信一郎 |FOOD 花小町 |CLAFT 玄窯 月花 |CULTURE 肥後古流 白水会 *熊本をはじめご協力頂いた全ての方に感謝いたします UBUSUNA.STT
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